フローにんげんの一日

しょーもない日々にしょーもない突っ込み!

老子

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僕のおじいちゃんの娘の息子で、何かよう働きもせんで、ゴロゴロしてばっか、少し時間があれば温泉に二時間は入りますよっていう気違いがいるんですが、そいつがまあ変な奴でね。この前なんか、図書館から『老子』とかいう本を貸りてきて、ひもといて曰く「無用の用」とか、何とか、かんとか。

老子が言うには「器は中身が無いから、水や食べ物を入れることが出来る。車輪の軸受けは隙間があるから、軸がはいるでしょ。窓は壁が無いからこそ、何処までも広がり続ける空が仰げる。存在しないからこそ、役に立つ物も沢山あるんだよ。」って、まあ素晴らしい事を言ってるみたいなんですが…

だからといってゴロゴロダラダラ、存在せぬなら兎も角も、やむを得ずとも存在するなら、いたずらに甘んずることもなく、そこそこ真面目に働けば、『無用の用』を持ち出して、自己弁護する用もなからん!と、自ら戒める今日この頃ですが、昨日は母さんと婆ちゃんと一緒に、近所のカフェに行っちゃいました。

コーヒー、一杯500円。トースト450円。あんみつセットは1200円の、こここそ東京山中銀座と言わんばかりの強気な値段設定のなか、我らがママの頼んだものが、まさかの皿!?値段は何と5000円!

そしてその後まさかの一言「金なくなった…奢ってね」そもそも母さん料理しないし、晩飯を買う金もなかろう。だったらその皿『無用の用』というべきではなく『無用だyo!』と棚に戻して、お金を払ってくれれば良いなと、思うも重い親の恩。喉元に熱き言葉のつかえ、カフェオレと共に飲み下し、時給にすれば4時間分の、野口英世を弔いました。