フローにんげんの一日

しょーもない日々にしょーもない突っ込み!

甥っ子に好かれることは嬉しいことだが、時には大変なこともある。忙しいときや、疲れてる時は尚更で、動かないことを良いことに、ちょっかい出されてばかりである。

僕が昼寝をしていると、四歳半がやって来て、洗濯バサミをばらまいた。それでも起きずに転がっていると、今度は一歳半が来て、宝石箱をあさり始めた。うつらうつらと夢の中、小声で注意はしたろうが、気づくと彼は、ネックレスを手に振り回し、壁にガチャガチャいわせている。

そしてブチンと紐が切れ、床には真珠が転がった。その時になって、やっと起き上がり、悪態をついて真珠を拾った。しながら「婆ちゃん怒るかな」とか、「だから言うことを聞かないと」とか、「ママに謝って貰わないとね」と、一歳半に嫌みを言った。

それから姉に相談し、祖母に謝って貰ったけれど、もう何年も使っていない宝石を、壊したと言って優しい祖母が、曾孫を怒るはずもなく。誰かが困る訳でもない、だからそれだけで済んだはずである。

けれども、だけでは終わらない。今夜は夜泣きが酷いのである。甥っ子の顔を見ていると、僕も悲しくなってくる。今夜はこれから泣こうと思う。