フローにんげんの一日

しょーもない日々にしょーもない突っ込み!

浮浪人間の1日

とうとう我がブログの、真の名前を啓く時である。何せ今までは、根なし草なる名前を自称し、その実、ヤドリギが杜の神木に宿るが如く、はたまた烏が電信柱に住まうが如く、婆ちゃんの家を汚していたのだ。ところが本日旅に出た。

場所は関東千葉である、東京の下の県である、ディズニーランドのある県である。どうして怖くないことがあろう。乗った飛行機からして怖い。飛べばガタガタ震えるし、メニューを開けばペットボトルがまさかの250円、更には売ってるどら焼きが「ジェットスターオリジナルなごみどら焼き」である。オリジナルな、ゴミどら焼きに見えてしまって、ドン引きである。

それでも何とか成田に着いて、電車で幕張に向かう途中、四人の婆ちゃん乗ってきて、喋るまいことか。女三人で姦しいとか言うけれど、四人もいたらもう五月蝿の段ではない。電車のなかで金を勘定、立っているのが辛いと言って、小さな子供にちょっかいを出す。千葉こえー

僕が怖くて立ち上がったら、誰が座るか揉め初め、収まる前に僕は逃げ出す幕張駅。ほっと一息ついたところで、クラクションを聞き、飛んで逃げれば風のかすめる、後ろからきたエスティマに、危うく引かれるところであった。

もう人混みが嫌になり、公園に行きベンチに座れば、青空に伸びる木々の枝、雲の掛かりたり。
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千の言葉を尽くそうとも、及ばぬ空は千葉の上でも、故郷の空と同じであった。