甲子園の名前の由来
夏の風物詩、高校野球がどうして『甲子園』というか知っていますか?
「え!?甲子園球場でやるからでしょ!」ってまったく確かにその通りですが、それなら何で甲子園球場って言うのでしょうか。
と言うことで調べてみました!
結論からいえば「甲(きのえ)子(ね)の年に完成したから」らしいです。え?どういうことなの?って感じですよね、説明します。
もしも「あなたの十二支はなんですか?」って聞かれたら答えられますよね。
筆者は「午年(うまどし)」です。馬年ではなく、馬鹿年でもなく「午前中」とか、「午後八時」とかで使ったりする「午」ですね!
それなら「あなたの干支はなんですか?」って尋ねられたらどうでしょう?
この場合僕が「午」と答えてしまったら、それは決して正解ではない、間違いだとは言わないけれど、もっと適切な答えがあります。それが「庚午(かのえうま)!」です。
何か増えましたね、この「庚(かのえ)」が干支の「支」じゃない部分「干(かん)」になります。
実のところ干支は、十二の支(し)と十の干(かん)からなっていたのです。子丑寅(ね うし とら)ならわかるけど、干(かん)っていったい何だろう?
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
(こうおつへいていぼきこうしんじんき)
何だか呪文みたいですね。ほら『甲乙つけがたい』って聞いたことありません?あれは、この十干(じっかん)がもとになっているのです。昔から暦(こよみ)や順序を表す言葉として、日本人には馴染みの深いものなんですね。
この「甲(こう)~癸(き)」の十干が、一年にひとつずつ割り当てられて、十年たったら一巡り!
「子(ね)~亥(い)」の十二支が、一年にひとつずつ割り当てられ、十二年たって一巡り!
それを組み合わせ、暦にすれば「甲子(きのえね)~癸亥(みずのとい)」までは、十と十二の最小公倍数だから、六十年で一巡りです!
つまりは高校野球の聖地、白球を追う熱き若人のシンボルは、六十年の一度しか来ない始まりの年に相応しく、1924年の「甲子(きのえね)」の年に開場したから
甲子園(こうしえん)
って言うそうですよ!
以上!筆者の年齢と同じくらい、知ってても知らなくてもどっちでも良い雑学でした!