疲れているとエアープラントが、いささか幽霊に見える話
どーも僕だけです!
どーして朝というものは、すべての人に訪れる必要があるのでしょうか?と、あたかもシェイクスピアの一幕を演じる俳優のように、大袈裟な溜め息をついて、朝から電車に乗ったのである。
なぜかと言えば朝っぱらから、起きるの遅れて、ヒゲ剃り忘れ、急ぎ自転車こいでたら、今度はチェーンが外れるならい!
焦ってようやく乗り込む電車!間違ってない良かったと、思った瞬間くしゃみが出る。走ったせいで出た汗が、冷房にあたりかえって寒い。
馬鹿は風邪を引かないなどと、強がりを言って出勤したが、もちろん無事で済むはずがない。お客さんからせかされ、ミスして、半時間しか休憩入れず。一時間半も残業をして、駅まで走った1.5キロ。
向かいの窓に映るはもはや、亡霊と化した僕だけの姿。されども逃げる気力残らず…
ようやく帰り着いたから、一人になれる和みスペース、家のトイレには、ヅラだけになったにっくき上司の影が浮かぶ。
霊体質になって、初めて『見えない』人の幸せを知る。